<RISEワールドシリーズ2026東京大会「GLORY×RISEラストフェザーウェイト(-65キロ)スタンディング・トーナメントFinal」>6日◇東京・EBARA WAVEアリーナおおた
メインイベント(第13試合)でトーナメント決勝が行われ、"RISEのエース”原口健飛(28=FASCINATE FIGHT TEAM)が延長判定3-0(10-9×3)で、通算4度目の対戦となったペットパノムルン・キャットムーカオ(31=タイ)に競り勝ち、涙の優勝を飾った。
GLORYフェザー級王者のペッチ(ペットパノムルンの愛称)に日本人が勝つのは初めて。ペッチは23年12月にチャド・コリンズ(オーストラリア)に敗れて以来の黒星となった。
原口は1回こそオーバーハンドの強烈な左を浴びる場面もあったが、2回には逆にこすり上げるような右フックを当て、その後もひざや三日月蹴りをペッチのボディーに集めてダメージを与えていった。
3回終了時点の判定では1人が29-28で原口を支持、1人が29-28でペッチを支持、1人が29-29でドローというジャッジだった。
延長に入ると原口の前蹴りでペッチが転倒するなど明らかにダメージの蓄積はペッチの方が大きく、延長判定3-0で原口が勝利した。
勝利直後に歓喜の涙を流した原口は、その後の会見でも「ホンマに信じられん。ホンマにヤバい。でも、やっぱり1個言えるのは、5年間ペッチを追い続けてきたから、5年って長いけど、ホンマに濃かったなと思うし、ホンマに諦めんで良かったなって思います」と、苦闘の5年間を振り返った。
原口は準決勝のYURA戦はサウスポーで戦ったが、サウスポーのペッチとの決勝ではオーソドックススタンスで勝負した。その理由について「もう作戦通りで。YURA君の時は、ペッチ用に右足は使わないと決めていたんで。だから多分ああいう風に落ち着いてできたんですよね。右足はペッチにとっとくって決めてたから」と振り返った。
そしてペッチとの決勝で一番手応えのあった攻撃について「右の三日月ですね。あと組んだ後のひざ。組んだら先に入れるって決めてたんで。それがまんまとハマったっす」と話し、これまで散々苦汁を飲まされてきた相手の得意技で試合を制したことも喜んだ。
今後については「次はチャドかミゲール(トリンダーデ)か。やっぱり負けてる人にリベンジしたいなっていう気持ちはありますね」と照準を合わせていた。
◆ペッチ 準決勝(ミゲール戦)の2ラウンド目に右目を痛めてしまった。それが決勝に影響したところもありますが、原口選手が強い選手だったということは認めざるを得ないと思います。全体的に本当に強くなっていた。特にキックが非常に強くなっていたのと、パンチのスピードが上がっていたように感じます。