日本最高峰の格闘技イベントRIZINは20日、都内に1000人近いファンを集め、「超RIZIN5 浪速の超復活祭り」(9月10日、京セラドーム大阪)の追加対戦カードを発表した。
その後、RIZIN榊原信行CEO(62)が囲み取材に応じた。以下、同CEOの主な一問一答。
-もしシェイドゥラエフが勝てば、今後PFLに出場する可能性もある?
「ありますね。まあ今のシェイドゥラエフは、僕らがずっとコミュニケーションを取っていたマネジメント以外に、北米のUFCと非常に懇意な大きなマネジメント会社が入っちゃったので、そこの人間も挟みながら(交渉を)進める。ただPFLの王者になって、そこで何試合か勝ち上がって、本当に無敗のままいったら、その方がUFCに行くチャンスは、実は高いんじゃないかなって気もするんだけどね」
-今後の交渉は
「いずれにしてもシェイドゥラエフは(勝てば)、新たなリニューアルの契約を(RIZINとの現契約の残り)2試合以降、僕らとかわすこと、それとPFLと、これはウチが間に入ってPFLとかわすのか、その部分は(PFLが)シェイドゥラエフと(直接)かわすのか、そこもこれからの調整ですけど、シェイドゥラエフはそこは納得している。マネジメント側とも話をしてる。マネジメントもそこは、(RIZIN&PFLと)長くくくられるのはイヤでしょうけど、勝って(RIZIN&PFLから)サヨナラということにはならないんで。RIZINで1試合、それ以外にPFLとかRIZINとの契約が少なくとも何試合かは継続していくことになります」
-AJ・マッキーはギャラが高いという話ですが
「高いんですね。そのまま支払う? もちろん。PFLの契約を、そのまま譲り受けるというか、買い取るしかないんで。まあ、たくさんチケットを買ってもらえると信じて(笑い)。みんな、ファンの人たちは、呼べ、呼べっていうのは簡単なんですけど、これだけ円安になるとですね、本当になかなか外国人のトップアスリートを呼んでくるのは、費用的には大変ですけど。ただ本当にたくさんのファンの人たちが会場に来ていただけるっていう、仮定の中で言えば、AJ1人ぐらい呼んだところで払えるかなと思います」
-他の階級でもW王座戦を?
「全然あるでしょうね。これで成功していけば当然、他の階級、(井上)直樹の階級(バンバム級)だってあるでしょうし、これでRIZIN王者としてずっと防衛するだけじゃなくてPFLのベルトにも挑戦できるという
道が開けることになる。堀口恭司の時のベラトールで起きたことの一歩先に行った形になるかなと思います。(今回は)ユニファイドのルールでやる気はないんで。RIZINのリングでやる以上はRIZINのルールで。それでそのままPFLのチャンピオンでいいのかよって問題は若干あるのかもしれないけど、細かなことを言い出すとキリがないんで。そこは(PFLのCEO)ジョン(マーティン)も理解しているところではあります」
-朝倉未来VS青木真也はギリギリで決まった?
「ギリギリです。青木真也のONEとの契約の満了を待って正式に我々もオファーをかけてますので。実際(未来の対戦相手として)ケラモフもスタンバイしてたんですよ。僕は(青木は)二つ返事でやるって食いつくと思ってたんだけど、それもオファーしてみないと分かんないんで。未来は誰でもいいですと、そこはケラモフでも青木でもRIZIN側が決めてきてくれた選手とやるんで僕、待ってますっていう状態で先週まで来てますから」
-未来VS青木は、初期の青木VS桜庭和志の逆って感じですか
「戦う世界の中の、哀愁漂う試合になるのかもしれないし、次なる世代に追い越されないように努力して、ということの世代闘争を含めた、いろんなものが集約された試合になるんじゃないかなと思います」
-青木選手との交渉は
「僕とササ(笹原圭一広報事業部長)で話をして。だって死ぬに、死にきれてないじゃん。僕らからしても、本当にその時代を作った選手に対するリスペクトが俺は足らないと思っていて。ONEのこと悪く言うつもりないよ。でもちゃんと句読点を打ってあげないと、死なせてあげないと。死ぬかどうか分からないですよ(笑い)、分からないけどちゃんと描いてあげないと。なんとなくこのまま年が経って忘れられました、以上、みたいな(のではいけない)。青木が本当に暗黒時代に1人、気を吐いて世界と向き合ったことにはちゃんとリスペクトを持ってあげないと。それがあったから今のこのRIZINの熱もあって。ああいう選手がいなければ朝倉兄弟も生まれなければ、このRIZINのこういうムーブメント生まれなかった」
-未来選手は青木選手に「グラップリングでも勝てる」という話をしていました
「ビッグマウスですから分かんないです。1ラウンドで倒します、ぶっ倒しますって毎回言うんで(笑い)。シェイドゥラエフも倒すって言ってましたからね、今思えば。そんな簡単じゃないだろうって気がしますけどね。青木もまだギリギリ、トップコンテンダーとして“昔の名前で出ています”ではないんで。コナー・マクレガーとは違うと思ってますから。最初の踏み込んだ足で前十字(靱帯)切るとか。僕がダナ・ホワイトだったらファイトマネー全部没収ですよ。あんなことをUFCがやっていたら(RIZINにも)チャンスはありますよ。なめてるとしか考えられないじゃないですか。だから“昔の名前で出ています”で引っ張るのには限界がある。青木はギリギリ、現役としてまだ十分アスリートとして存在していると思ってて、未来は簡単ではないと思うんですけどね」
〈追加対戦カード〉
▼RIZIN&PFLフェザー級(-66キロ)ダブル王座戦5分3回
ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス/RIZIN王者)VS AJ・マッキー(米国)
※PFLフェザー級王座は現在空位のため、PFLについては王座決定戦となる。
▼ライト級(-71キロ)5分3回
朝倉未来(ジャパン・トップチーム)VS青木真也(BAMF)
▼フェザー級5分3回
カルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)VS平本蓮(剛毅會)
▼フェザー級5分3回
斎藤裕(パラエストラ小岩)VS YA-MAN(TARGET SHIBUYA)
▼フェザー級5分3回
ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)VS高木凌(フリー)
▼ライト級5分3回
ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル)VS野村駿太(アメリカン・トップチーム)
▼-59キロ契約5分3回
冨澤大智(FIGHTER’S FLOW)VSドンマイ川端(ジャパン・トップチーム)
〈既出対戦カード〉
▼女子スーパーアトム級(-49キロ)5分3回
RENA(シーザージム)VSナターシャ・クジュティナ(ロシア)