<ONEチャンピオンシップ「ONE SAMURAI 3」>◇12日◇神奈川・横浜BUNTAI
メインイベント(第10試合)のアトム級(-115ポンド=約52.2キロ)キックボクシングで、ONEアトム級ムエタイ世界王者の吉成名高(25=エイワスポーツジム)がキックボクシングデビューを飾った。
相手のハー・リン・オム(28=ミャンマー)は前日の計量&ハイドレーションテストをクリアできず、この試合は名高が52.2キロ、ハー・リン・オムが53.6キロという体重差で行われた。
試合は名高が圧倒。特に最終3回には跳びひざ蹴りなども繰り出して猛攻を仕掛けたが、相手の打たれ強さもありKOには至らず。判定3-0で名高が勝利した。ムエタイ選手の習性から足をつかんでしまい、注意を受ける場面もあった。
名高は試合後の会見で「結果として勝つことはできたんですけど自分の思い描くようなパフォーマンスはできなかったので。悔いの残る試合になりました」。「SAMURAI 1」の武尊、「SAMURAI 2」の野杁正明のようにKOで大会を締めくくれなかったことを悔しがった。
名高はこの試合で右ひざを痛め、足を引きずって会見場に現れた。10月17日の「ONE SAMURAI 4」ではリファディン・マスドール(マレーシア)を相手にアトム級ムエタイの防衛戦を行うことが決定している。「次はムエタイルールなんで、今回のこの悔しさってものを、思い切りぶつけるつもりで全てを出したいなと思います」と話し、防衛戦には支障なく出場する見通しだ。
チャトリCEOは名高のキックデビュー戦について「すごく良いパフォーマンスでしたけど、名高選手のベストではないと思いました。実は1500万円のボーナスも用意していました。練習でK-1やKrushの選手を呼んでボコボコにしていたといううわさを聞いていたので。とはいえキックデビューとしては素晴らしいパフォーマンスでした。もっと出せるとは思いますが」と評価。
会見終了後、去ろうとする名高に向かって「名高の気持ちは分かるよ。良い選手は自分にすごくプレッシャーをかけるから」と思いやっていた。