【RISE】那須川龍心が大﨑一貴を下し世界王者に「ここで自分をほめなかったらいつほめる」

勝利した那須川龍心(右から4人目)、那須川弘幸会長(同3人目)らTEAM TEPPENの面々

<キックボクシング:RISE「RISEワールドシリーズ2026 TOKYO.2」>◇19日◇東京・EBARA WAVEアリーナおおた

メインイベントでRISE世界スーパーフライ級(-53キロ)王座戦3分5回延長1回が行われ、挑戦者の那須川龍心(20=TEAM TEPPEN)が延長判定2-1で王者の大﨑一貴(30=OISHI GYM)に競り勝った。6月に55キロ契約で行われたワンマッチで大﨑に延長判定負けしていた龍心は見事リベンジを果たし、初の世界王座を獲得した。

立ち上がりから猪突(ちょとつ)猛進スタイルの大﨑が前へ前へと圧力をかけて左右パンチ、強烈なカーフキックをたたき込み、龍心はスピードを生かしたパンチのコンビネーションやカウンターのひざ蹴りで対抗。5回終了時点で判定1-1で延長に突入した。

「前回は『延長行きたくないな』って弱気な感じだったんですけど、延長でもやりきる、延長でも勝つというのをずっと心がけて自分自身に勝つというのを意識してやってたんで」という龍心は延長でも死に物狂いでパンチを繰り出し、飛びひざ蹴りも狙った。そして勝利を引き寄せた。

龍心は試合後の会見で「いやー、やりましたよ、マジで! あの大﨑一貴に6ラウンドで勝ったっていうのはデカいですね。良くやったと思います。自分をほめないとやってられないです。ここでほめなかったらいつほめるんだっていう感じで。良かったっす」と笑顔を見せた。

龍心を指導する父の那須川弘幸会長は前日18日にはタイで行われたONEフライデーファイツでTEAM TEPPEN勢のセコンドについており、龍心は「ワンチャン(自分の試合に)来ないかもと思って。飛行機って(予定通りに飛ぶか)分かんないじゃないですか。でも来なかったら来なかったでも大丈夫なようにやってきたので。しっかり覚悟を決めてやろうと思ってました」と胸を張った。

龍心は今後については明言しなかったが、55キロへの階級アップや大﨑との3戦目、そしてONEへの挑戦など選択肢は広がる。キック界の“主役”龍心の今後から目が離せない。