吉成名高がYouTubeで語った那須川龍心への本音「全くなめてない」と貫く自身の信念

吉成名高(左)は中川夏生会長との会話の中で那須川龍心への気持ちを吐露した(YouTubeムエタイちゃんねるから)

ONEアトム級ムエタイ世界王者の吉成名高(25=エイワスポーツジム)が、6日までに公開されたYouTube『ムエタイちゃんねる』の動画「【前編】吉成名高と中川夏生の移動中の世間話」に出演し、対戦が待望視されるRISE世界スーパーフライ級王者の那須川龍心(20=TEAM TEPPEN)に対する率直な思いを語った。

車中での対談中、所属するエイワスポーツジムの中川夏生会長から龍心に関する話題を振られた名高は、龍心の実力について「いや、なめてないです。全くそんななめてないです。本当に強いと思ってます」と、認める言葉を口にした。

さらに名高は、龍心が自身に向けて発している言葉の背景を冷静に推し量りながら、自身の揺るぎないスタンスを明かした。

「なんか龍心君も、ほんとに、なんて言うんですかね、まあ言わされてるまでは言わないですけど、なんかそういうところあるのかなとかも考えたりしますけど。(格闘技を自分なりに盛り上げようと思ってる?)そう、それもあるし、あと周りの声とかを聞いてそういう風に言ってるのかなとも考えたりしますけど、僕は、あの、僕のスタイルでやらせてもらうので」

名高がこうした発言に至った背景には、その数日前の龍心の言葉がある。11月18日の『ONE SAMURAI 5』(EBARA WAVEアリーナおおた)への出場を控える龍心は、10月29日に所属ジムで行った公開練習の取材で、将来的な対戦が期待される名高について言及した。

龍心は、吉成陣営から自身が視界に入っていないような印象を受けていると言及し、「ちょっとなめられてるなという感じがするので、なめんなよという気持ちはありつつ、まだ自分は何も言えない立場なので、そういう気持ちをふつふつと持って、ONEでの試合に臨もうかと思っています」と心境を吐露。さらに「自分より強いと言われているので、そこはむかつきますし、そこを倒せば自分が世界一って名乗れると思うし」と、打倒名高へ向けて闘志をむき出しにしていた。

この龍心のアピールに対し、エイワスポーツジム中川会長は動画内で「名高は性格上、人をなめたりしない」と断言。挑発を嫌うジムの哲学や、井上尚弥と中谷潤人のようにトラッシュトークに頼らず純粋な実力で東京ドーム興行を実現させたい理想像を語ると、名高も「(相手をおとしめるような挑発を)しようと思ったことはないです」とうなずいた。

名高は、龍心の周囲の期待を背負った闘志を受け止めつつも、言葉のあおり合いには乗らず、リスペクトと実力で応えるというのが自身の姿勢だと説明していた。