5月21日に有明コロシアムで開催されるダブル世界戦(日刊スポーツ後援)の前日計量が20日午後1時より同会場であり、メインで5度目の防衛戦に臨むWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)がリミットちょうどとなる52・1キロでパスした。挑戦者で同級2位リカルド・ロドリゲス(米国)も51・9キロでクリアし、握手しながら互いに健闘を誓い合った。

 恒例の父真吾トレーナー特製のサムゲタンを食した井上は、「ホッとしますね。しっかり食事も取って明日につなげたい。夜は焼き肉ですね」といつも通りのメニューで試合に備える。体重も動きが重たくなることを警戒し、体重も5キロほどの戻し幅に抑える。

 この試合の後には9月に米国での「デビュー戦」も計画される。内容も問われるだけに、「プロですから。お客さんが第1。どう楽しませるか、どう興奮させるか、次も見たいと思わせるか、考えながらやりたい」とアピールを誓った。