同級6位小原佳太(31=三迫)が3回TKOで王座を奪回した。

 4月に逆転KO負けした同級王者アルビン・ランガベイ(23=フィリピン)との直接再戦。初回にダウンを奪い、3回に右ストレートを打ち込んで、3回1分8秒TKO仕留めた。IBF7位に加え、再びWBOの世界ランク入りで、16年以来の世界再挑戦へ再出発の王座返り咲きとなった。

 前回は初回にダウンを奪うも、2回に左相打ちのダブルノックダウンの末に負けた。今回も3回に左リードで先にダウンを奪ったが、2回には左の相打ち。三迫会長は「またかとヒヤッとした」。しかし、3回に右を打ち込んで、相手が横倒しになる途中でレフェリーがストップした。

 前回は右と思っていたが左できた。今回は右と幻惑してきたが、小原は「面白いヤツだなと思った」という。前回の反省から「左フックは完全に封印した。ベルトを取り返せてよかったが、正直WBOの世界ランクがほしかった。世界へもう1回スタートを切れた。世界中どこでも行く」。

 16年にはロシアで世界挑戦も2回TKO負けも、再び世界へ再出発の勝利となった。