地元出身のウエルター級10位サンチアゴ・ポンジニッビオ(32=アルゼンチン)が、鮮やかにメインイベントを締めくくった。同級5分5回で、同級8位ニール・マグニー(31=米国)と激突し、4回2分36秒、KO勝利を収めた。

会場に詰めかけた母国ファンの声援を後押しにプレッシャーをかけ続けたポンジニッビオは、ローキックを有効に生かしながらマグニーの体力を削り続けた。必死に応戦してきたマグニーに対し、4回、強烈な一撃でアゴを撃ち抜いてダウンを奪取してみせた。

「夢がかなった。ずっと長い間、UFCをアルゼンチンに連れてこようと頑張っていたんだ」と笑顔のポンジニッビオは「相手は思っていた通り、タフだった。今、地元でメインイベントを飾り、観客のみんなが自分についてくれて、本当に信じられない」と感慨深げに話した。ランカー対決を制し、次の狙いは王者タイロン・ウッドリー(36=米国)の保持するベルト挑戦だ。「次はベルトをかけて戦えることを願っている。覚悟はできている」と意気込んでいた。