ロウ女子王者ロンダ・ラウジーが16日のPPV大会TLC(米サンノゼ)のメインイベントに乱入し、アスカのスマックダウン女子王座奪取を“アシスト”した理由を明かした。3WAY形式のスマックダウン女子王座TLC戦に乱入。王者ベッキー・リンチ、前王者シャーロット・フレアーの乗ったはしごを倒し、アスカが天井に吊されたベルトを手にし、新王者になっていた。

11月のPPV大会サバイバー・シリーズでフレアーに竹刀でめった打ちにされ、同PPV大会前にはリンチにも襲撃されていたラウジーは「シャーロットにはフレアー物語のサヨナラを突きつけ、リンチにも私は怒らせてはいけない相手だということを分からせたかった」と説明した。

一部観客からのブーイングを浴びながらラウジーは「昨日のことを言うためにここに来たわけではない。本当の王者は人間の限界に挑戦し、誰の挑戦でも受ける」と挑戦者を募った。ところがバックステージで女子8選手が王座戦を希望。ロウコミッショナーのステファニー・マクマホンの裁定で、挑戦権を賭けた8人ガントレット戦が決定。ラウジーの盟友ナタリアがエンバー・ムーン、ルビー・ライオットの2人を丸め込んで勝利し、最後に残ったサーシャ・バンクスにはシャープシューター(サソリ固め)でギブアップ勝ち。翌週24日のロウ大会で王座戦が決まったラウジーは勝ち残ったナタリアと健闘を誓い合うように握手を交わしていた。