WWEの権力を持つマクマホン一家が勢ぞろいし、ロウ改革を宣言した。

まずピンク色のネクタイ姿のビンス・マクマホン会長が入場。「25年続いているロウは時代とともに作り替えてきたし、変わってきた」とロウイベントを振り返った後、ロウコミッショナーの長女ステファニーを呼び入れた。続けて最高執行責任者トリプルH、スマックダウンコミッショナーの長男シェイン・マクマホンもリングへ。

ステファニーは「今日から大きな変化を起こす」と改革を宣言すれば、シェインも「スマックダウンも同じ。オレたち4人が責任を持ってベストな体験を提供する」と続けた。最後にトリプルHは「みんなが望むものを提供する。今はあなたがオーソリティー(権力者)だ」と視聴者重視を強調した。

そこに突然、元GM代理のバロン・コービンが現れてGM代理職復帰へのチャンスを懇願してきた。会場から大ブーイングが起こる中、トリプルHから最後のチャンスとして正GMのカート・アングルとの試合が組まれた。試合に勝利すればGM代理復帰が約束されたコービンだったが、試合途中にトリプルH裁定でハンディキャップ戦に変更され、ボビー・ルード、チャド・ゲイブル、アポロ・クルーズの3人も対戦相手として参戦。さらにシェインも登場して反則裁定なしのノーDQルールに変更。レフェリーのヒース・スレーターまでも参加しての「お仕置きマッチ」の様相を呈した。

5人からイス攻撃で徹底的に痛めつけられたコービンは最後はアングルGMの必殺アングル・スラムで投げられてフォール負け。試合後も追撃のアングル・スラムでテーブル葬され、コービンのGM代理職の復帰チャンスが断たれた。