新人王決定トーナメント・フェザー級決勝(5分×2回)で、須貝秋彦(29=ピロクテテス新潟)が優勝した。

ピロクテテス新潟からは3人目の新人王誕生になった。ムテカツ(ゴンズジム)に2-0の判定勝ち。3人のジャッジのうち1人が引き分けにする接戦だったが、アグレッシブなスタイルを貫いた。

須貝が自分のペースで戦い抜いた。1、2回とも右四つに組んでロープに押し込むと膝蹴りの連打。離れ際にはパンチを見舞って攻め立てた。「ガチャガチャした展開に持ち込みたい」。試合前に描いていた通りの流れで、ムテカツに主導権をつかませなかった。

新人王を獲得したことで、今後は上位ランカーとの対戦が予想される。さっそくプロ修斗以外の格闘技団体から出場の打診も来たが、ピロクテテス新潟の風田陣代表(47)は「プロ修斗に専念して、経験を積ませたい」と言う。須貝も「これから強い相手と戦うことになる。今まで以上に練習する」と意欲をみせた。