元PRIDEヘビー級王者エメリヤーエンコ・ヒョードル(42=ロシア)が35秒殺され、同級GP決勝で敗れた。

同GP決勝でベラトール現ライトヘビー級王者ライアン・ベイダー(35=米国)と5分5回で激突。試合開始と同時にプレッシャーをかけたものの、6連勝中のベイダーが得意とする左フックをアゴに浴びてダウン。そのままレフェリーに止められ、1回35秒、KO負けとなった。これでベイダーは2階級同時制覇となった。

ヒョードルは07年のPRIDE消滅以降、11年にはストライクフォースのヘビー級GPに参戦しながら初戦で敗退。12年6月には1度引退を表明しながら、15年大みそかのRIZINで現役復帰し、ベラトールのヘビー級GPに挑んだ。18年4月のGP1回戦で元UFC同級王者フランク・ミア(39)、同年10月のGP準決勝でチェール・ソネン(41=ともに米国)を撃破し、決勝に進出した。「この決勝のためにハードな練習を積んできた。ここに来るために長い旅をしている。幸せに帰宅したい」とケージに乗り込んでいた。試合前には「少し休養を取ってから今後を考える」とも話していた氷の皇帝は現役続行するのか-。