新日本プロレスが3年ぶりに聖地、東京・後楽園ホールで新卒採用会社説明会を開いた。

創立初開催となった16年の474人を上回る、20年卒業見込みの大学生500人が出席。ハロルド・メイ社長が会社の歴史、業績、概要、社内組織、求める人材などを熱心に説明した。続いて、団体のエース棚橋弘至が登場し、プロレスの受け身になぞらえた人生訓や疲れない方法、仕事を楽しめる努力などエピソードを交えながら披露。「何をしてきたかではなく、何をしていきたいの方が大事なのです。会社に自分の志を伝えてほしい」と就職活動する学生たちに熱いメッセージを送った。

最後には、ヤングライオンによるタッグ戦、ロッポンギ3K-鈴木軍の6人タッグ戦の2試合が披露され、会場は熱気、歓声、興奮に包まれた。メインを勝利で締めくくったロッポンギ3KのYOHは「後楽園にいい風吹いた! 新日本の未来をつくっていましょう! みんなの明日にもいい風吹きますように」とあいさつ。同ユニットのロッキー・ロメロ、SHOとともにスーツ姿の学生たちとハイタッチも交わしていた。