人気の女子格闘家RENA(27)が476日ぶりの勝利で復活を証明した。サマンサ・ジャン・フランソワ(フランス)と総合ルール51キロ契約5分3回で対戦。自らの減量失敗で昨年大みそかの対戦が流れた仕切り直しのカードは寝技の攻防で圧倒。3-0の判定勝ちを収め、17年大みそか以来の白星を挙げた。

相手のスタミナを削る粘りの寝技をみせ、関節技や、右拳の鉄ついをふり下ろし続けて快勝。減量失敗による欠場を「ガッカリさせてしまったことをおわびします」と謝罪し、17年大みそかのリベラ戦以来の白星に「自分のやれることはやれた」と及第点を出した。

今回はUFCなどの最軽量級リミット(52・2キロ)に近い、51キロ契約で試合に臨んだ。減量の配慮と「世界」を意識したウエート設定。海外進出へ「いつか米国で試合したい。レベルを上げていきたい」と意欲をみせた上で「次は令和。Rの時代なので私が引っ張っていく」と口にした。