キックボクシング界の神童那須川天心(20)とボクシング元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏(32)が21日、都内で会見し、6月22日にインターネットテレビ局AbemaTVで放送するスペシャルマッチに向けて抱負を語った。

詳細なルールは協議中だが、亀田氏が那須川をKOすれば1000万を獲得できることが決まった。亀田氏は「禁酒しなきゃあかん」と現役引退以来愛飲するウイスキー断ちを宣言。「それなりの体を作ってリングに上がらないといけない。ボクサーとしてかっこわるくない試合をしたい」と語った。また、父史郎氏に当日セコンドについてもらう予定とも明かした。那須川は倒れずに1000万を守るだけでなく、「やるからには全力で倒しにいく」と意気込んだ。

ともにAbemaTV「1000万円シリーズ」に参戦した縁があり、対戦が実現した。15年に現役引退した亀田氏は17年5月に同局初の「1000万シリーズ」に挑戦。特別ルールで4人と対戦し、いずれも勝利した。那須川は18日にキックなしの特別ボクシングルールで挑み、約3500人の応募者から選ばれた元WBAスーパーフライ級世界王者テーパリット(30)、藤崎美樹(29)と対戦。2戦とも2分3回で倒れることなく、2人の挑戦を退けた。