総合格闘家の堀口恭司(28)が12日、14日に米ニューヨーク・マディソンスクエアガーデンのベラトール222大会に向けて、同会場前で練習を公開した。

多くの人が行き来するニューヨークの中心部で打撃やキレのあるフットワークを披露。順調な仕上がりをアピールした。

今回は昨年末のRIZIN14大会で同バンタム級王座を戦い勝利したダリオン・コールドウェルと、ベラトール・バンタム級をかけて再び戦う。公開練習の後に行われた「メディア・デイ」(試合前会見)のフェースオフでは、コールドウェルがベラトールのチャンピオンベルトを差し出すしぐさを見せると、堀口もそのベルトをつかみ取ろうと応戦。両者笑い合いながらも、2冠取りへの意欲をみせた。

史上初の2団体王者になることの意味を問われ、堀口は「自分にとってではなく、MMA(総合格闘技)全体にとっていい影響になる」と回答。「自分が初めて2つの団体のベルトをとることによって格闘技界に新しい流れができてくるのではないかと思います。例えばUFCのチャンピオンと戦うとか、いろんなことが可能になってくるのかなと思います」と夢を膨らませた。