K-1のおもしろファイター城戸康裕(36)が16日、都内ホテルで会見し、スーパー・ウエルター級に復帰し、同級王座獲得を目指すことを誓った。

城戸は8月24日、エディオンアリーナ大阪で開催の「K-1 WGP 2019」(日刊スポーツ新聞社後援)で、カルロ・ドンヤシュフィリ(29=ジョージア)と対戦する。

上下ヒョウ柄の服で長ネギ持参という大阪のおばちゃん姿で現れた城戸。会見場を笑いに包むと「相手の映像は見ていない。でも、(第2代同級王者の)アラゾフ系の顔なので嫌い」と言って、また、笑わせた。

それでも同級王座にかける意気込みは本物。「(アラゾフが王座を返上し)今はチャンピオンがいないので、王座決定トーナメントをやらせてほしい。ピケオーがまねして、この階級に戻ってくる前にベルトを取りたい」と笑いを絡ませながらも、同席した中村K-1プロデューサーに直訴した。

今回の対戦は中村氏も「空位の王座に向けた注目のカード」と認めている。ドンヤシュフィリは空手仕込みの多彩な蹴り技を得意とするファイターで、WMC世界同級王者の経歴も持つ。「尊敬するアンディ・フグのように空手の蹴り技で日本のファンを魅了したい」とK-1参戦を心待ちにしている。