K-1ウエルター級の野杁正明(26)が8月24日、エディオンアリーナ大阪でムエタイの強豪シンスリヤー・サクチャイチョート(25=タイ)と対戦する。「K-1 WGP 2019」(日刊スポーツ新聞社後援)での開催が決まり、K-1実行委員会が16日、都内ホテルで発表した。

シンスリヤーは4月時点でルンピニー、ラジャダムナン両スタジアムの同級1位にランキングされたトップファイター。対戦決定に野杁は「前回の試合でピケオーに負けて、再起戦の相手にしては強すぎる」と本音を漏らした。それでも、スーパー・ライト級当時に絶対王者ゲーオを破って戴冠した実績から、「K-1最強は(3月にムエタイ現役王者にKO勝ちした)武尊君が証明したが、今度は僕が改めて証明する」と自信も見せた。

3月にピケオーに敗れた理由は「相手が強くてうまかった」こともあるが、「いろいろ考えすぎて、自分らしく戦えなかった」からだという。その反省を生かし、今回は「冷静に僕らしく戦う。今のスタイルを確立させてやっていく」と本来の自分を取り戻すことを約束した。

そして、年末開催が決まった地元名古屋での「K-1 WGP」(12月28日、ドルフィンズアリーナ)に向け、「今回負けたら、名古屋大会のオファーがなくなるかもしれない。名古屋のK-1には僕が出ないといけない。そのためにしっかり倒す」と、ムエタイ強豪の撃破を誓った。