Bブロック公式戦で鷹木信悟(36)がタイチ(39)との初出場対決を制し、2勝1敗とした。

タイチの重い蹴りを何度も食らうが、負けじとラリアット連発で反撃。ぐったりしたタイチを抱えて、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンでマットに突き刺し、14分40秒で3カウントを奪った。対戦前に散々バカにされ、かつて札幌のジムであいさつし、シカトされた屈辱の過去もあった。それだけに「真っ向勝負で負けた気分はどうだ。何の言い訳もできないだろ」としてやったりの表情だった。

元ドラゴンゲートの鷹木は昨年10月に新日本入り。今年は初出場のベスト・オブ・ザ・スーパージュニアで準優勝。6月には豪腕小島とのシングルを制し、ジュニアながらヘビー級に負けないパワーを証明。シングルで存在感を強めてきた。次戦24日の広島大会では元WWEの「狂犬」モクスリーが待つ。過去にドラゴンゲートUSAで共闘した縁があるが、「思い出マッチはするつもりはない」。さらに「けんか上等だ、コノヤロー」と、気性激しいモクスリーにとことん付き合う構えだ。