K-1スーパー・フェザー級王者の武尊(28=K-1ジム相模大野KREST)が14日、相模原市にある所属ジムで練習を公開した。

24日に横浜アリーナで行われる「K-1 WGP 2019」(日刊スポーツ新聞社後援)で、前フェザー級王者の村越優汰(25)とのスーパー・ファイト(ノンタイトル戦)に臨む。試合まで残り10日となり、武尊は「今、疲労がたまっている」と言いながらも、小気味よくパンチとキックを繰り出した。

「これで疲労が抜けたら100パーセント。あと1週間でそうする」という。村越対策も万全で「これまでサウスポーには正面でパンチをもらうこともあったが、そうはならない」と自信たっぷりの顔を見せた。

3月、現役ムエタイ王者ヨーキッサダー・ユッタチョンブリー(28=タイ)に59キロ契約でKO勝ちしたものの、右拳を痛め、6、8月の「K-1 WGP」を欠場した。負傷もすっかり癒え、8カ月ぶりにK-1の戻ってくる武尊。KOを最低条件に、観客を魅了すべく気合を入れている。「今回の横浜アリーナを超満員にすることが、昔のK-1への挑戦という意味になる」と話す武尊。「K-1を見たことのない人に好きになってもらいたい」と、最高のKO勝ちをプレゼントする決意だ。