ザックが暴走した。新日本プロレスが9日、都内で会見を開き、1月4、5日東京ドーム大会の追加カードを発表。5日のブリティッシュヘビー級選手権でSANADA(31)と対戦する王者ザック・セイバーJr.(32)は会見で約6分にわたり、SANADAへの罵詈(ばり)雑言を吐き続けた。

会見の席に座り、白Tシャツ、白パンツにジャケットを羽織ったSANADAの格好を見るなり、「白パンツ? まじ?」と日本語で話し、失笑。「タッグリーグ決勝で負けた翌日に全身白い服で来るなんて冗談じゃないよ。こっちはテクニカルレスラーであることを示すべく黒い格好で来ているのに、GQモデルみたいな格好してくんじゃない」などとまくし立てると、SANADAの話を聞くことなく、退席した。

2人は新日マットでは17年のニュージャパン杯で初対決し、ザックが勝利。18、19年G1での対戦は、いずれもSANADAが制した。会見場に残されたSANADAは、今回のカード決定について「ザックも東京ドームに出場することを考えて、おいしくて近道だと思ったのがSANADAだったんでしょうし、東京ドームでこのカードが組まれたのは間違いではないと思います」と納得。ふざけていると指摘されたファッションについては「広島から来た。スーツが重かったので…」と説明。この日のザックの言動に対しては、「ちょっと、おかしかったですよね。酔ってるんじゃないかというぐらい」と冷ややかに批判した。