全日本プロレスの世界最強タッグリーグ優勝決定戦で“暴走大巨人”こと石川修司(44)、諏訪魔(42)組が、ジェイク・リー(30)、野村直矢(26)組を下し、17年以来2年ぶり2度目の優勝を果たした。

若く勢いのあるジェイク、野村組に一時はおされたものの、最後は野村にロックオン。今リーグのために開発した同時に蹴りを入れる「ロケット・ブロッサム」をさく裂。石川が技をたたみかけ、粘り強く起き上がる野村を最後はジャイアントスラムで仕留めた。石川は「ぎりぎりだった。本当に、意地ですね。この意地が全盛期を伸ばしてきたので、もっともっと意地をはっていきたい」とベテランのプライドを語った。諏訪魔は「公私ともに最高のパートナー」と石川を称賛。さらに、「世界タッグのベルトは俺らのもん。ぜひ取り返したい」と、過去3度戴冠した世界タッグベルトを王者ゼウス、崔組からの奪還を宣言した。