新日本プロレスとメキシコ団体CMLLとの合同シリーズ「ファンタスティカマニア」の最終日が20日後楽園ホールで行われた。第4試合の6人タッグ戦では、鷹木信悟(37)がおネエキャラのドゥルセ・ガルデニアのベソ(キス)攻撃を浴びるも、最後はパンピングボンバーで上村優也(25)をなぎ倒し、3カウントを奪った。

シリーズを通して初来日の“おネエ”ガルデニアから唇を狙われてきたが、とうとう最後の試合で捕獲された。ふとした隙に頬をつかまれると、そのまま濃厚なベソに突入。鷹木の必死の抵抗むなしく10秒以上も唇を重ね続けた。ベソでダメージを受けた直後、ヤングライオン上村に丸め込まれそうになるが、カウント2で返し、その後は力で圧倒。なんとか勝利につなげた。

試合後、鷹木は「おえー、気持ち悪い」と顔をしかめながら唇を拭き続け、「こんなに後味の悪い勝利ないよ。あいつ、舌まいてたろ。ふざけんなよ」とガルデニアへの怒りをぶちまけた。

2月1日の札幌大会では、NEVER無差別級選手権で王者後藤洋央紀に挑戦する。鷹木はこの日のベソアクシデントをなぜか「すべて後藤のせいだ!」と言い張り、「俺とのタイトル戦に負けたらドゥルセと髪切りマッチをやれ」と後藤に要求。さらに、「ベルトをとった暁には非公式でメキシコでやってやる」と敵地に乗り込み、互いの長い髪の毛をかけた戦いでお返しすると宣言した。