ボクシングWBC世界ヘビー級タイトルマッチの前日計量が、21日に米ラスベガス市内で行われた。同級王者デオンテイ・ワイルダー(34=米国)は104・7キロ、元3団体統一王者タイソン・フューリー(31=英国)は123・8キロだった。18年に引き分けとなってからの再戦となる。

11度目の防衛戦となるワイルダーは最重量、フューリーも2番目の重量をマークした。19日の会見では乱闘寸前になったことから、フェースオフは禁止となった。それでも計量器をはさんで、両者はののしり合っていた。

前回はワイルダーが2度のダウンを奪うも引き分けた。11月に7回KOで42勝目を挙げて無敗記録を伸ばしている。「前回は物議を醸したが、決着をつける」と意気込む。

フューリーは9月に2カ所に傷を負いながらも判定勝ち。前回はダウン以外は試合をコントロールして優位とする声が多く「これはやり残した仕事」と今度こそを期す。勝者には3団体統一王者アンソニー・ジョシュア(30=英国)が対戦を希望している。