プロレス各団体も新型コロナウイルス対策に対応した。新日本プロレスは26日、3月1日から15日までの11大会を中止すると公式ホームページで発表した。

「2月26日に発表された、新型コロナウイルス感染拡大による政府からのイベント中止・延期要請並びに、ここ数日の状況を鑑み、またウイルスの感染拡大の収束に向けた判断」と中止理由を説明するとともに、来場予定のファンに謝罪した。女子プロレス団体スターダムも、18日に既に2月19日から3月14日までの興行、イベントを中止すると発表。3月8日の後楽園ホール大会は無観客試合を実施し、Youtubeで無料配信する予定だ。

各団体が対応に悩む一方、初代タイガーマスク主宰のリアルジャパンは3月19日後楽園大会を行う構えだ。76年の猪木対アリの異種格闘技戦を実現させた“過激な仕掛け人”こと新間寿会長(84)はこの日都内で行われた会見で、「どんなことがあっても興行はやる。コロナウイルスなんかふっとばす」と宣言。イベント自粛ムードに否定的な意見を示した。ただ、感染予防には努める。平井丈雅社長は、観客に配布するマスクや消毒液を用意すると説明した。