全日本プロレスの23日の後楽園大会で3冠ヘビー級王者に2年5カ月ぶり7度目の返り咲きを果たした諏訪魔(43)が24日、横浜市内の全日本プロレス道場で一夜明け会見を行った。

前日に前王者宮原健斗(31)と30分超戦った諏訪魔は「夜も全然眠れなかったし、少し寝て起きても体が痛かった。大仕事をしたという感じ」と勝利の価値を実感。「これから全日本の象徴としてやっていかなきゃいけない。責任感が出てきた」と気を引き締めた。

3冠王者として「どんどんスキャンダラスにいく」。まず掲げたのが横浜スタジアムでの興行だ。「このご時世だから、これからどんどん屋外でプロレスやるのもいい。横浜スタジアムでやりてぇなんて思うよね」。諏訪魔は過去に自ら企画して寺や自動車教習所など、さまざまな場所で野外プロレスを行ってきたが、スタジアム級規模での経験は無し。今年から副社長となった五十嵐聡氏は元プロ野球DeNAの企画、演出の担当者。太いパイプがあるため、実現も夢ではない。

「(3月29日に)小田原城でやる予定だったが、それもコロナの影響で中止になってしまった。だからこそ、どーんとハマスタでやりたいよね」。188センチ、120キロの巨体、世界タッグと合わせた5冠保持者にふさわしいビッグな興行を目指す。