那須川の相手出てこい! 立ち技打撃格闘技イベントRISEは10日、Youtubeの公式チャンネルを通し会見を開き、7月11日にAbemaTVで無観客テレビマッチを行い、参戦する那須川天心(21)の相手を公募で決めると発表した。応募資格は日本に在住する18歳以上の男性。試合は3分3回57~58キロの契約で行われる予定だ。

対戦相手を公募という異例の形だが、那須川は「バラエティーではない」「ガチの試合」と真剣勝負であることを強調。「なかなかないですし、非常に楽しみです。どういう人が来るのかわからないですし。強い人を選んで試合したい。那須川天心を倒してやってやろうという選手に来てほしい」と話した。伊藤隆代表も「那須川天心に勝てればすべてが変わる。ノリで出てくるんじゃなく、アスリートに出てきてほしい。ぎらぎらしている、特に若い子に名乗り出てほしい」と生きの良い対戦相手を求めた。応募は15日まで。会見中に那須川は自身のツイッターアカウントで「天心の相手を知りませんか」のハッシュタグをつけて早速応募フォームを投稿。Abema関係者によれば、約50分間の会見終了時点で既に数件応募があったという。

新型コロナウイルスの影響で試合の延期が重なり、那須川にとってこれが昨年大みそかのRIZIN20大会以来7カ月ぶりの試合となる。実戦間隔は空いたが、その分イメージトレーニングや基礎の見直しなどを行い、充実した練習ができていたという。「みなさん(僕が)試合するのをすごい待ってたと思うので、爆発させるというか、元気を与える試合をしたい」と意気込んだ。

昨年は3、4、6、7、9、12月とハイペースで6試合をこなすだけでなく、亀田興毅とのエキシビションボクシングマッチを行うなど年間通じて活躍し、格闘技界を盛り上げた。会見後の取材では今後の試合について、「決まればやる。条件があって、けががなければやりたい」とできる限り試合に参戦したい意向を示した。