キックボクシング界の神童こと那須川天心(21)が思わぬ悩みを明かした。4日、12日の笠原友希戦に向けオンラインで練習を公開。練習後に応じた取材では、ツイッター上で4月から継続している「100日後に那須川天心」企画のオチが「なんも思いつかない」と明かし、「締め方を募集したい」と話した。

那須川は、話題となった「100日後に死ぬワニ」に触発され、4月1日から自身のツイッター上で「100日後に那須川天心」企画を開始。新型コロナウイルスの影響で試合の見通しが立たない中、1日も欠かさず毎日違う筋トレの動画を投稿し続けた。7月4日時点で95日目を迎え、あと5日。「習慣づけることが大事なんだよ、ってことを100日間かけて教えたかった」と主目的は達成されそうだが、終了したと同時に映画化を発表した本家の「ワニ」のようなサプライズは現段階ではどうやらないようだ。

「けっこう見てくれている方もいるので、何かやろうと思っていたんですけど、なんも思いつかないんですよ…。締め方募集したいですね。どうしよう。ほんとにどうしよう」とアイデアを公募した。

一方、昨年大みそか以来半年ぶりとなる試合に関しては不安はなさそうだ。キレのあるミット打ちをみせた那須川は「久々の試合前の感覚。問題ないです」と自信を口にした。

感染予防のため試合は無観客で行われ、AbemaTVで放送される。自身初の経験を「格闘技の新しい形。今まで以上に見てくれる人は増える」と歓迎し、「その中で熱を伝えることができる自信がある。画面越しでいつも通り大声で叫んでもらえれば」とファンに呼びかけた。

試合の日はちょうどデビュー6周年記念日。「とにかく元気を与えられれば」とコロナでいったん止まった格闘技界に熱を吹き込む。