新日本プロレスは26日、21日のG1クライマックス優勝決定戦で負傷した飯伏幸太(39)は「右肩関節前方脱臼骨折」及び「関節唇損傷」で全治2カ月と診断されたことを発表した。手術は受けずに早期の復帰を目指す。

飯伏はツイッターを更新し「全治2カ月なので時間は限られていますが、進化した飯伏幸太をよろしくお願い致します!諦めない!安心して」とファンを気遣った。

G1Aブロックを制した飯伏は、決定戦でBブロック覇者のオカダ・カズチカと対戦。25分37秒、コーナートップから大技の飛び技フェニックススプラッシュを仕掛けたが、相手にかわされ自爆。右肩を強打し、苦悶(くもん)の表情を浮かべた。レフェリーストップで史上初の3年連続G1制覇を逃すと、スタッフらに抱えられて退場。不本意な決着となったライバルへ「すみませんでした」と謝罪する場面もあった。

今年7月には誤嚥(ごえん)性肺炎に罹患(りかん)し、2カ月間の離脱を経験。9月に挑戦者に指名され、戦ったIWGP USヘビー級王者棚橋の励ましにも支えられ、今シリーズも優勝決定戦に勝ち上がっていた。飯伏が再び、試練に直面した。【勝部晃多】