王者木村、初防衛ならず「パンチが届かなかった」

1R、右ストレートを打つ木村悠(左)(撮影・宮崎幸一)

<プロボクシング:WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇4日◇島津アリーナ京都

 王者木村悠(32=帝拳)が完敗で初防衛に失敗した。

 初回から同級5位ガニガン・ロペス(34=メキシコ)が攻勢で手数も多くペースを握られた。4回終了時の公開採点で2ポイント差の0-3リードされ、攻勢に出るも6回には右目の下をカット。8回終了時の採点では差が広がり、必死の反撃もパンチは空転。最後まで同じ流れで1人がドローの0-2の判定も、2人のジャッジは8と10ポイント差がついた。

 木村は右目を冷やしながら、「調整はよく全力は尽くした。後悔はない。力不足で相手が強く、うまかった」と完敗を認めた。身長は2・5センチ低く、リーチは5センチ短かった以上に「出入りで戦おうと思ったが、懐が深く、パンチが届かなかった」という。「ボディーで削っていこうと思ったが動きもパンチも多彩。前に出るしかなく、1度出るとそれしかなかった」と振り返った。王座奪取から4カ月での陥落となり、商社マンは今後について「ゆっくり考えたい」と話した。