村田諒太が海外連戦 プロ最短間隔の中69日

鏡に向かってタオルをかむトレーニングを行う村田(撮影・山崎哲司)

 プロボクシングのWBC世界ミドル級5位村田諒太(30=帝拳)が、プロ最短間隔での海外連戦で、年内の世界挑戦をアピールする。7日に都内の所属ジムで会見し、5月14日に香港で、13勝(11KO)1敗のフェリペ・サントス・ペドロソ(ブラジル)とプロ第10戦を、7月23日に米国内で第11戦を行うと発表した。初の世界戦に向けた勝負のカウントダウンに入る。

 異例の2試合同時発表に、村田は「焦点の当て方が難しいが、それだけ期待されているということ。穴を出さないように責任を果たしたい」と力を込めた。節目のプロ10戦目で用意された相手はKO率85%を誇る強打者ペドロソ。「右を振ってくるタイプで、油断は出来ない」と警戒するが、念願の世界初挑戦に向けて、小休止は許されない。

 約2カ月間の間隔で臨む11戦目は、ラスベガスかロサンゼルスで行われる予定で、大型興行に組み込まれる可能性が高い。4団体で世界ランク1桁に入っている現状も踏まえ、浜田剛史代表は「世界戦のカードとして名前が挙がるために、この2試合のインパクトは重要。KOが求められるし、そういう段階に入っている」と説明した。

 勝負の2連戦を前に、村田は確かな手応えをつかんでいる。3月に約3週間のロサンゼルス合宿を行い、WBC同級1位ヘイランド(アルゼンチン)らと約40回のスパーリングを消化。武器としてきた前への圧力、右ストレート、ディフェンスの3本柱が通用することを確信した。9日からはスパーも再開予定で、「倒せるパンチを磨いていく」。高まる期待に、結果で応えていくつもりだ。【奥山将志】

 ◆村田の試合間隔 プロデビュー後の最短は、13年12月の2戦目から14年2月の3戦目までの78日だった。10戦目、11戦目が予定通りに行われれば70日で最短となる。最長は肩の負傷があった15年5月の7戦目から同11月の8戦目までで190日。平均的には3~4カ月に1度のペースで行ってきた。