「浪速のショー」中沢奨が東京の帝拳ジムで修行へ

中沢奨

 ボクシングの日本スーパーバンタム級13位中沢奨(23=大阪帝拳)が東京の帝拳ジムで1年間“修業”することが24日、明らかになった。大阪帝拳ジムの吉井会長が「本人から『環境を変えたい』と話があった」と説明した。

 中沢は高校4冠を達成し「浪速のショー」の愛称で将来を期待されてきた。しかし、3月27日のテイル渥美(渥美)戦で4回TKO負け。デビューからの連勝が8(4KO)で止まり、武者修行を直訴した。今後は籍こそ大阪帝拳に残すものの、都内に拠点を移すことになる。

 また、13年全日本バンタム級新人王の池水達也(23)も井岡ジムへの移籍が決定。同会長は「次の試合は井岡ジムでの試合になる」と説明した。池水も3月27日の試合でプロ2敗目(通算13勝6KO2敗)を喫していた。

 元WBC世界バンタム級王者辰吉丈一郎(46)の次男寿以輝(19=大阪帝拳)が順調にキャリアを重ねる裏で、看板選手がジムを離れるまさかの展開になった。