武尊が因縁相手からKO奪えず「最低限」の判定勝利

3回、小沢(右)へ強烈なヒザ蹴りを見舞う武尊(撮影・足立雅史)

<K-1 WGP 2016:57キロ契約ノンタイトル戦>◇24日◇東京・代々木第2体育館

 55キロ世界王者の武尊(24)は57キロ契約のノンタイトル戦で、小沢海斗(23)に3-0で判定勝ちした。

 記者会見などで2度乱闘寸前になるなど、事前の話題をさらった因縁の武尊-小沢戦。武尊は「小沢選手をぶっ壊す」と圧倒的KOを狙ったが、相手の奮戦に判定勝ちを余儀なくされた。武尊は「小沢選手の気持ちが強かったので、もう1歩前へ行けなかった」と反省した。その一方で「K-1を王者として引っ張っていくのは、僕じゃないとできない。それを奪い取るのはそんなに甘いもんじゃない」と、自ら「最低限」と表した勝利の味をかみしめていた。