K-1で史上初の2階級制覇を果たした武尊(25)が4日、都内で会見し、早くも3階級制覇を視野に入れた。
武尊は3日、東京・代々木第2体育館で行われた「K-1 WGP 2016」(日刊スポーツ新聞社後援)に出場、初代フェザー級(57・5キロ)王座決定トーナメントで優勝した。
1回戦でジェイミー・ウィーラン(22=英国)、準決勝でユン・チー(20=中国)を撃破。決勝で小沢海斗(23)から1回に2度のダウンを奪い、3-0で判定勝ちした。武尊はスーパー・バンタム級(55キロ)世界王座を返上してフェザー級で2階級制覇に挑み、見事に目標を達成した。
「2カ月前から追い込み練習を始めてから(負けられない)プレッシャーとの戦いだった」。武尊側のブロックは強豪ぞろい。とくにユン・チーは「今まで対戦した中で1番フィジカルの強さを感じた」。激しい打撃戦で右拳を痛め、この日は包帯を巻いて登場。「ユン・チー選手の頭が固かった」と冗談を交じえて、苦笑いした。
決勝の小沢戦で武尊の拳は悲鳴を上げたが、「死んでもいい気持ちで思い切りやった」。その結果、対戦から一夜明けて、年末のRIZIN出場は微妙な状況となった。「大みそかは出たいなと思ったが、ケガの経過を見て決めたい」と、3日夜のリング上の出場宣言からトーンダウン。しかし、その一方で将来の展望には力を込めた。
「2階級制覇は通過点。命を削り合い、感動をもらえるK-1をたくさんの人に広めたい。このベルトの価値を上げるため、世界の強豪を倒していく。でも、この階級で敵がいないと思ったら、上げるかもしれない」と3階級制覇をにおわせていた。