宮原健斗、過去全敗の諏訪魔を破り6度目の防衛成功

諏訪魔(左)の顔面にひざ蹴りを浴びせる宮原(撮影・小沢裕)

<全日本:両国大会>◇27日◇両国国技館

 3冠ヘビー級王者宮原健斗(27)が、挑戦者の諏訪魔(40)を下し6度目の防衛を果たした。

 今年2月、前王者諏訪魔の負傷による王座返上を受け、26歳と史上最年少の若さで王座を奪取。その後、関本、秋山ら5人の挑戦者を退け9カ月間ベルトを守り抜いてきた。

 過去4戦全敗の諏訪魔戦も、ピンチの連続だった。強烈なラリアットにカウント2・8まで追い詰められた。しかし、それでもヒザ蹴りの連発から、必殺のシャットダウン・スープレックスで勝利。ようやく諏訪魔の壁を乗り越えた。宮原は「全日本を守ってきた人だから、諏訪魔とこの国技館という舞台をクリアできたことは、大きな自信になった」と胸を張った。秋山社長はこの日、来年8月27日の両国国技館大会開催を発表した。