山本美憂、初勝利はお預け KIDになぐさめられ涙

アンディ・ウィン(右)のパンチを食らう山本美憂(撮影・中島郁夫)

<RIZIN:無差別級トーナメント大会>◇31日◇さいたまスーパーアリーナ◇観衆1万9357人

 総合格闘技2戦目の女子レスリング界のレジェンド、山本美憂の初勝利はまたもお預けとなった。

 元ムエタイ女王のアンディ・ウィンを2度、タックルからテークダウンを奪い攻め続けた。しかし、相手の上になった状態で右腕をウィンに極められ、悔しいギブアップ負け。試合後は、セコンドについた弟の山本“KID”徳郁になぐさめられたが、悔し涙を流していた。

 試合後、山本は「勝てる、勝てるってなったときに腕を巻かれた。練習では手を抜くことができたけど、そのあたりが課題。RIZINからは強い相手を当ててもらって感謝している」と話していた。