30歳藤本京太郎「幸せ」日本人初のヘビー級王座

王者となった藤本(左)は阿部トレーナー(中央)、小国と勝利の笑顔

<プロボクシング:東洋太平洋ヘビー級王座決定戦12回戦>◇14日◇東京・後楽園ホール

 同級1位で日本王者の藤本京太郎(30=角海老宝石)が同級2位のウィリー・ナッシオ(オーストラリア)に3-0で判定勝ちし、日本人初の同級王座を獲得した。

 藤本は2回に右を合わせてダウンを奪い、フットワークをうまく使って有効打を重ねた。「しんどかった。ヘビー級に風穴をあけられてうれしい。30歳という年でここまでこられて幸せ」と話した。

 格闘技のK-1で元王者の藤本は2011年12月にデビュー。12年の東洋太平洋ヘビー級王座決定戦で敗れたが、13年に日本ヘビー級で56年ぶりの新王者となった。戦績は17戦16勝(8KO)1敗。