村田諒太「つけ込めなかった反省が残る」/一問一答

判定で敗れ、会見でわずかに涙ぐむ村田(撮影・浅見桂子)

<プロボクシング:WBA世界ミドル級王座決定戦12回戦>◇20日◇東京・有明コロシアム

 ロンドン五輪金メダリストで同級2位村田諒太(31=帝拳)が、同級1位の元世界王者アッサン・エンダム(33=フランス)に挑んだ世界初挑戦は、4回にダウンを奪うなど優勢とみられたが、1-2の判定負け。五輪メダリストとして日本人初の世界王者には届かなかった。一問一答は以下の通り。

 -闘い方は狙い通り

 もっと打てる場面があっても良かった。(エンダムが)明らかに何発か打った後、休む場面があった。つけ込めなかった反省が残る。

 -途中に負けていると頭によぎったか

 どうなんだろう、というところはあった。ダメージブロー(有効打)じゃなくてジャブを取ったということ。そこは納得せざるを得ない。

 -スタイルは出せた

 判定につながらなかったので仕方ない。ただ試合をしていて楽しかった。中学で(ボクシングを)始めた自分には想像もできなかった。

 -敗因は

 相手が足を使うのがうまかった。