中邑真輔と激闘 思い出の仙台/さらばG1永田裕志

15年2月、永田(下)の首を膝で押さえ、敬礼ポーズする中邑

<新日本プロレス:G1クライマックス27仙台大会>◇26日◇仙台サンプラザホール

 永田裕志(49)の最後のG1第4戦は、内藤に敗れて4戦全敗となった。今や新日本でもトップクラスの人気を誇る内藤だが、永田へのファンの声援も負けていなかった。試合が行われた仙台・サンプラザホールは永田にとって思い出の地。G1のみならず、激闘を繰り広げてきた現WWEスマックダウンの中邑真輔と自分のベストバウトともいえる戦いをした場所でもある。

 中邑がWWEへ移籍する前年15年2月。この地でIWGPインターコンチネンタル王座に挑戦した。「あのときの中邑は間合いを詰めるのでも一苦労した」と振り返る。中邑、棚橋と将来の新日本を背負う2人に立ちはだかった永田。G1は最高の教育の場であり、その成長を見届けたのが仙台だった。この日、永田は、大ブレーク中の内藤に将来の可能性を見たに違いない。勝利にはつながらなかったが、永田のG1の激闘は続いていく。