中邑真輔「帰ってきたぞ大阪-負けちゃったけど」

 WWE1軍スマックダウンの中邑真輔(37)がWWEヘビー級王座獲得にまたも失敗した。

 1軍昇格後初の日本凱旋(がいせん)試合となった大阪公演メインに登場。満員の観衆による入場曲ライジング・サンの大合唱で姿を現すと、リングに入るなり「イヤァオ!」のポーズで会場を熱狂させた。

 試合は、序盤にキックやコーナーに詰めての踏みつけなどでリズムをつかむかに思われたが、場外でマハルの親衛隊シン・ブラザーズに襲撃され形勢逆転。リング上でも三角絞めに入ったところを邪魔されるなど、なかなか中邑のリズムに持ち込めなかった。それでも、コーナーからのジャンピングニーから、とどめのキンシャサに行くところまで持ち込んだ。しかし、最後もシン・ブラザーズのリング乱入を撃退した際に、背後からマハルにコブラクラッチスラムのカラスを決められ敗れてしまった。

 試合後も、シン・ブラザーズに襲撃されたが、2人まとめて撃退。大歓声のファンに「大阪ー! 帰ってきたぞ、大阪~! 負けちゃったけど、またジンダーと戦う権利を持っている。次は、WWEチャンピオンになって帰って来たいぞ~!」と絶叫し、「イヤァオ!」で締めた。中邑は、10月8日のスマックダウンPPV大会で、王者マハルに再び挑戦する。