白血病を克服した格闘家ノブ・ハヤシ(39=ドージョーチャクリキ・ジャパン)が21日、都内で会見を開き、プロデビュー20周年を迎える18年3月1日に東京・後楽園ホールで記念興行「骨髄バンクチャリティ CHAKURIKI 3」を開催すると発表した。
チャクリキ・ジャパン館長のノブ・ハヤシは、99年K-1JAPAN GP準優勝、01年3位などK-1ヘビー級戦線で活躍してきたが、08年に急性骨髄性白血病を発症し、09年1月に緊急入院。1度は復帰したものの、10年1月に再発して骨髄移植を受け、13年11月に4年ぶりにリングに復帰。闘病生活は6年に及んだ。
今大会は、ノブ・ハヤシが白血病の闘病経験からライフワークとしている骨髄バンクチャリティー大会として開催し、メインイベントで欧米選手と対戦する。国際競技空手協会(ISKA)のコネクションを通じ、大型選手を予定しているという。ノブ・ハヤシは「骨髄バンクチャリティー大会としてできること、後楽園ホールで試合できることを、うれしく思う。勝利にこだわって戦いたい」と意気込みを語った。
リング復帰から4年が経過し、現在は薬を飲みつつ、実戦に向けてのトレーニングと、館長としての指導を並行して行っているという。がんは、大きな病である一方、2人に1人がかかる病とも言われている。ノブ・ハヤシは、病気と戦っている人に向けて「前向きに考えた方がいいと思う」と提言した。
ノブ・ハヤシ自身、白血病が再発し、骨髄移植まで経験しているが、前向きに考え続けたことで、リングに戻ることが出来たと強調した。「僕がなった時に、周りが心配したことが逆に心に響いた。先生が試合できますというので、治しますという感じだったので…エラいことになったなと。家族がいる方が病気になったら『このままだったら仕事が、家族が…』などと、マイナスに考えてしまいがちですが、自分が死なんと、頑張って仕事したらええやん、頑張って直すんだ、という考え方がいいと思うんです」とメッセージを送った。【村上幸将】