木村翔、五十嵐俊幸との日本人対決「熱い試合を」

WBO世界フライ級タイトルマッチの計量を終えガッツポーズの王者木村。右端は挑戦者五十嵐、、右から2人目は帝拳プロ浜田代表、左端は青木ジム有吉会長(撮影・野上伸悟)

 ボクシングのトリプル世界戦(大田区総合体育館)を明日31日に控え、30日に都内で調印式と前日計量が都内で行われた。

 日本人対決となるWBO世界フライ級タイトルマッチに望む王者木村翔(29=青木)は「体調は万全なので、しっかりリカバリーして良い試合をしたい。すごく大きな舞台なので、日本人対決に恥じない熱い試合をしたい」と決意の言葉を述べた。計量はリミットを100グラム下回る50・7キロでクリアし、「このあとはうどんを食べます」と食事に向かった。

 挑戦者で元世界王者の同級1位五十嵐俊幸(33=帝拳)は、計量をリミットちょうどの50・8キロでパス。「支えてもらった人のためにも明日勝ってベルトを手に入れて、みんなに見せたい」「明日の試合は場合によっては最後の試合になる。18年間の積み重ね、すべて出し切れれば」と覚悟をみせた。