王者拳王に落とし穴、前哨戦で流血失神リングアウト

 GHCヘビー級王者拳王(33)が、2月2日後楽園大会で防衛戦を行う宮本裕向(35)との前哨戦に完敗した。

 メインで杉浦貴と組んで、宮本、田中稔組と対戦。得意のハイキックや、ヒザ蹴りで序盤は宮本を圧倒した。しかし、終盤に落とし穴が待っていた。

 場外乱闘で痛めつけられ、エプロンから場外の机の上に頭からたたきつけられた。頭を強打した拳王はヒジからも流血し失神。20カウントでリングアウト負けした。

 DDT、大日本、全日本など他団体で活躍し、デスマッチなどの経験豊富な宮本のラフファイトにのみ込まれた形となった。宮本からは「あいつは、こんな試合をしたことがないだろう。場数が違うんだよ。調子に乗った拳王をどんどん追い詰めて、2月2日にオレがベルトを巻く」と宣言された。