久保優太が判定勝ちで初防衛「最強の挑戦者だった」

バダザリアンを下し、初防衛に成功した久保(撮影・河野匠)

 K-1ウエルター級タイトルマッチは、王者・久保優太(30)が挑戦者メルシック・バダザリアン(26=アルメニア)に3-0で判定勝ちした。

 久保は得意の左ローキックでリズムをつかんだ。バダザリアンの前進を阻むと、左右のパンチをボディーに見舞った。結果はジャッジ2人が30-29、1人が30-28でフルマークの勝利。タイトル初防衛を果たした。

 「最強の挑戦者だったので、ローに徹した」という久保。「(タイトルを)守るために、しょっぱい試合をしてしまった」とリング上からファンにわびた。それでも、勝利には納得した様子で「せっかくベルトを取ったので、5回、10回と現役ができるか分からないが、矢口(哲雄)トレーナーに恩返ししたい」と、さらなる防衛を誓った。