ビンス・パラス初の敗戦に涙も「ベストは尽くした」

試合を終え、笑顔で写真に納まる京口(右)とビンス・パラス(撮影・横山健太)

<プロボクシング:IBF世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇20日◇東京・大田区総合体育館

 王者京口紘人(24=ワタナベ)が判定勝利で2度目の防衛に成功した。

 敗れたIBFライトフライ級10位ビンス・パラス(19=フィリピン)は「ベストは尽くした。チャンピオンと試合ができてすごく楽しかった。力がありました」と潔く敗北を認めた。

 試合については「(京口に)レフトフックを当ててダウンを奪えたのはうれしかった。むこうは左ボディが良かった。何カ月も練習してきたので、ちゃんと必ず返すようにしました」と振り返った。

 試合後は大粒の涙を流しながら控室に戻った。プロ入り初の敗北にもなり「世界戦だったから、悔しくて初めて泣きました。(京口と)もう1度やりたい。これからも頑張っていきます」と前を向いた。