桜庭和志「みんなが攻める意識」新格闘技大会に満足

優勝したCARPE DOIEM選手たちにメダルを授与する桜庭和志(右端)(撮影・中島郁夫)

<QUINTET:有明大会>◇9日◇ディファ有明

 IQレスラー桜庭和志(48)が立ち上げたチーム対抗(5対5)のグラップリング(打撃なし)新格闘技大会「QUINTET」第2弾が行われ、ライト級団体トーナメントで所英男(40)率いるTOKORO PLUS αは、1回戦で惜敗した。

 中堅の所を含め大将まで全5人が引き分け。大将戦の判定で、CARPE DIEMに敗れた。試合終了直前にアキレス腱(けん)固めを決めながら、時間切れに終わった所は「自分が取るべき試合。申し訳ない」とうなだれていた。

 決勝は、CARPE DIEMとHALEOの対戦となり、大将勝負にもつれ込んだ激戦は、指導ポイント差という僅差で、CARPE DIEMが優勝した。CARPE DIEMの大将を務めた世羅智茂は「最後は格闘技界では有名な2人を相手にしたが、人生でなかなかこういう機会はないと思いやる気を出した。まぐれみたいなものだけど、それこれまでの積み重ねだと思う」と話していた。大会を見届けた桜庭和志は「めちゃくちゃ面白かった。みんなが攻める意識を持ってやっているのを、見ている側もわかった」と満足そうに総括した。