SSマシンが最後のラリアット、内藤哲也は感慨なし

スーパー・ストロング・マシン(中央)の引退記念試合で記念撮影する新日本プロレスの選手たち(撮影・小沢裕)

<新日本:後楽園大会>◇19日◇後楽園ホール◇観衆1596人

 内藤哲也(35)が、この日で引退したスーパー・ストロング・マシンの最後のラリアットを受けた。

 マシン率いるマシン軍団に、リーダーを務める「ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン」5人で対戦。試合中に場外でセコンドとして参加したマシンのラリアットを受けた。試合に敗れた内藤は、「彼が今まで何発ラリアットをしたか知らないけどさ、おそらく最後のラリアットでしょう。彼の最後のラリアットを最後にできたの、いまこんなに輝いているレスラーはいないよ。そのレスラーにラリアット出来たんだ。感謝しなよ」と挑発発言。「そして引退記念試合にわざわざお付き合いした我々ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンに感謝してください」と傲慢(ごうまん)に要求した。

 さらに感慨深さについて言及し、「全くないよ。だって彼は退く身でしょ。もうやめてくんでしょ。だったらもうセレモニーもいいよ。さっさとおうちにお帰りください」と惜別の言葉は一切なかった。制御不能の内藤らしい、名レスラー引退興行のコメントだった。