桜庭和志「悔しかった」49歳初試合を勝利飾れず

TEAM 10th Planetのリッチー・マルティネス(右)の攻めを懸命にこらえるTEAM Reebokの桜庭(撮影・丹羽敏通)

<格闘技:QUINTET2大会>◇16日◇東京・大田区総合体育館

 IQレスラー桜庭和志(49)が49歳初試合を勝利で飾れなかった。

 自ら主宰するグラップリング(打撃なし、関節と組み技のみ)ルールによる5対5の団体戦。1回戦では、新戦力となるハイサム・リダ(ガーナ)の3人抜きで快勝し、副将の桜庭は出番なし。決勝は次鋒で出場し、一進一退の攻防からリッキー・マルティネス(米国)からダースチョーク(裸絞め)で一本を奪われた。まさかの黒星で「狙っていたヒザ(の技の入り)が浅くて…。1人残してしまい、めちゃくちゃ悔しかった」と落ち込んで表情を浮かべた。

 おなじみのサクラバマシンのマスクで入場した。サクラバマシンの原点であるストロングマシンが先月現役を引退。引退興行に足を運ぶことも考えていたという。桜庭は「自分がマシンを引き継ぎます。次回、うちのチーム5人が全員でマシンのマスクを被って入場してもいいですよ」と、QUINTET版マシン軍団の結成も示唆していた。