馳浩1年ぶりリング、不祥事続き文科大臣復帰も意欲

プロレスリングマスターズで1年ぶりに復帰し勝利した馳(中央)は武藤(左から2人目)と談笑。左から太陽ケア、2人おいて新崎人生、大谷晋二郎

<プロレスリング・マスターズ:後楽園大会>◇21日◇後楽園ホール◇1382人(超満員)

 武藤敬司がプロデュースするプロレスリング・マスターズで、衆議院議員の馳浩(57)が、1年ぶりのリング復帰を果たした。馳は、昨年7月に11年ぶりに復帰した同大会でメインに登場。両ひざを手術した武藤をセコンドに大谷晋二郎、太陽ケア、新崎人生らと往年のユニット「BATT」を復活させた。越中詩郎率いる平成維新軍は、AKIRA、青柳政司、斎藤彰俊にセコンドにザ・グレート・カブキが復活。両軍はレジェンドとは思えない激闘を展開した。馳は越中と顔の張り合いを演じた後、AKIRAをジャイアントスイングで22回転。最後は、セコンドから介入した武藤のシャイニングウィザードの助けを借り、AKIRAをノーザンライトボムで仕留めた。試合後は「武藤が頑張っているので、少しでも支えられれば」と来年以降の参戦もにおわせた。

 また元文科大臣として度重なるスポーツ界の不祥事に「大事なことは2つ。スポーツに政治は介入してはいけないということと、問題が起きたときに、アスリートファーストで苦情を受け付け、問題を解決するシステムをつくる必要がある」と力説した。今後については「9月20日に誕生する総裁のもとで、不祥事続きの文科省を立て直したい」と文科大臣復帰への意欲を見せた。