井岡一翔に「アグレッシブやった」父一法氏が称賛

快勝を見届け、笑顔の井岡ジム・井岡一法会長(左)と同ジムの坂本基歳マネジャー(撮影・加藤裕一)

<プロボクシング:SUPERFLY3・スーパーフライ級10回戦>◇8日(日本時間9日)◇米カリフォルニア州イングルウッド、ザ・フォーラム

元世界3階級制覇王者でWBA世界スーパーフライ級2位の井岡一翔(29=SANKYO)が1年5カ月ぶりの復帰戦を完勝で飾った。WBC同級シルバー王者マクウィリアムズ・アローヨ(32=プエルトリコ)から3回にダウンを奪い、3-0判定勝利。初の同級戦で従来以上の速さ、パワー、アグレッシブさを披露。日本人初の世界4階級制覇へ向け、大みそか開催が有力な同級世界戦に弾みをつけた。

観戦した井岡の父で井岡ジムの一法会長は「いや~良かった」と大喜びだった。「1年半、正確には1年4カ月のブランクがあって、不安はあったけど…。アグレッシブやった。(パワーも?)そうやね」と戦いぶりを称賛。助言を送っていたようで「最後は相手を逃がさんようにしっかり体を当てて。よう言うことを聞いてくれました」。リングサイドで息子と抱き合い、喜びを分かち合った。